書家 小野﨑啓太

宮本辰彦氏

2019.12.18

宮本辰彦氏

プライドを捨てることを、プライドとする。使命のためなら、土下座も厭わない。人生で果たすべきことが定まると、人は捨て身になれる。自尊心という名の、本当のプライドがあるからだ。
ところがそれが定まらないと、人は保身になる。この世の肩書きや立場を守ろうとする。虚栄心という名の、偽りのプライドに縛られているからだ。
本当の自分を生きている人は、小さな見栄やステイタスにしがみついていない。天上天下唯我独尊で生きているからだ。だから、負けるが勝ちも体得している。

『和プロジェクトTAISHI』 代表 宮本辰彦氏

(世界遺産/日光山輪王寺、書/小野﨑 啓太)