三文字目は 大きいですがこれで一字です。
金文でしか見かけない文字かもしれません。
読み方は未詳。 「召」の異体字とあったので「ショウ」で良いのかもしれません。
「召」は祈りを捧げて神をお招きすること。「刀」はその際に捧げた神具です。
部首は 皿 ですから、何かまつりごとをしたとき神に捧げた酒器のようなものを表したのかもしれません。
現代にまで通じる文字があって、金文を初めて見た人が読めるような文字がある一方、
このように難解な文字や解読不能の文字があるのも金文やその周辺の時代の文字の特徴です。 当時よく使われていた物や概念、今では変わっていますしね。
所々にでてくる「炎」の文字は、当時の国の名前です。
他に「月」「白」「馬」「用」「宮」「車」「團」
わかりやすい文字も並んでいます。 探してみてください!
「召尊」不 不不
筆 啓太用筆(特注羊毛超長鋒)
墨 興雲(呉竹)
(二玄社・中国法書選)